私の平凡な人生の記録

私(還暦)の小さい頃からの思い出を日記にしていきます

前世の記憶?

僕には小学校に入る前の記憶がほとんど残ってない。
おそらく貧乏だったから幼稚園にも行ってないのも
影響してるんでしょう。

もう前世の記憶かってくらいですよ、その頃の記憶
っていうのは。


今思うとですが、自分の家と、その周囲50mくら
いの範囲だけで暮らしてたんじゃないかな。

家は2件が繋がっていて、いわゆる長屋状態。部屋
が2つで小さな家だと思うんだけど、子供だからね、
そんなに小さくは感じなかった。いや、広く感じた。

6畳と、4畳半、それと小さな台所があって、それ
がすべて。

夜寝る部屋の脇にトイレがあるんだけど、昔のだか
ら臭くてね、アンモニア臭が部屋に漂っていた。

その頃の記憶が断片的に残っていて、当時は通りに
面してたんだけど、まだ舗装されてなくて、お百姓
さんが馬に荷車引かせてやってくるわけ。

その馬さんがパッカパッカと足音立てて歩くのが、
面白かったというか、印象に残ってますね。

そして、馬さん、オスで、あの部分が異様に大きい。
そして、いきなり大きな音を立ててジャー~~。

その勢いにもびっくりしたなんて記憶があるなあ。

縁の下はがらんどうで、今みたいに、コンクリート
で覆ったりはしていない。だから猫なんか、雨風を
凌ぐ場所には困らなかったんじゃないかな。

もっとも、僕は猫は見たことなかったけど。いや、
見たけど、記憶がないだけかもしれない。

おとなりさんとは仲が良くて、そこの息子さんが
僕より少し年長で、よく遊んだりしたものです。


ところが、ある時を境におかしくなってくる。お隣
さんが、塀を作ってしまったんですよね。気軽に行
き来してたのができなくなってしまった。

そして、そこの息子さんも、僕を見ても知らんぷり。
今思えば、親に言われたんだろうなあ、隣の子とは
遊ぶな、とかね。

そして、小学校に上がる前、劇的な変化が現れます。

通りが舗装されたんです。変わりましたねえ、あっと
言う間です。車が行き来するようになって、馬さんも
来なくなってしまった。

僕の家は、今は大きな街のほぼ中央にあったところで
す。土地開発でも、話が進んでいたようです。

今にして思えば、その頃から、土地が売られ、お百姓
さんはどんどん少なくなった。そして、お隣さんが、
うちと仲が悪くなったのも、それが関係していたんで
しょう。なにしろ、お隣さんからの借家だったんです
ね、家が。これも後から知ったことです。

そうだ、風呂は近くのお爺ちゃんの家まで行って借り
てましたね。

そんなこんなで小学校を迎えました。