私の平凡な人生の記録

私(還暦)の小さい頃からの思い出を日記にしていきます

ガンやカモってお米をバクバク食べるんです

住んでいた団地の近くは、水鳥の飛来地になっていて、秋も深まるとやっ
てきます。

シベリアあたりからやってくるという話でした。鳥には国境はないんですね。
国境って人間だけが勝手に作ってるもんだな、なんて思ったりして。

そして、鳥は鳥目っていうくらいだから、夜に目は見えないのかと思ってた
ら、夜の方が飛んでることが多いんですね。何とも言えない声を発しながら
夜飛ぶ姿。月夜だと幻想的ですよ。


僕のいた地方は、コメの収穫が遅くて、まだコメが干されてる頃に、ガン、
カモの一番隊がやってきます。

田んぼに降り立った、ガンやカモは、よほどお腹が空いてるんでしょうね。
干してあるコメをこれでもかと、バクバク食べだすんです。いやあ、すごい
勢いですね、あれは。

おいおい、お百姓さんに見つかったら、殺されるぞ、そう思ったら、保護区
でした、その辺は。

お百姓さんは、追い払うのに精一杯。でも、ガンやカモも馬鹿じゃない。

いなくなったスキを狙ってやってくる。田んぼを畦で囲った一区画は、コメ
がまるっきりなくなってたかなあ。

うらやましいぜ、コメ泥棒め。おいしい米を腹いっぱいくえるなんて。

なんてね、思いませんでしたけどね。

生米なんて食う気しないぜ。

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友達作るのが、相変わらず下手でした

僕は、その頃でも人付き合いが苦手で、どうやって仲良くなっていいかわか
らない。

で、取った作戦が、嘘をついて気を引くこと。

どういう嘘をついていたか、具体的には思い出せないんだけど、というか、
何が嘘かわからないくらい、嘘をつきまくってました。

で、嘘をつくと辻褄を合わせるためにまたウソをつかなきゃならない。

挙句の果ては、小学校で言うことと、家に帰ってから近所の子に言うことが
まるで逆なわけですよ。疲れますよ、これ。

僕は小心者で、クラスの中では目立たないやつでした。そのことを長く見て
きた学校の連中は知ってるから、滅多なことは言えない。